こんにちは。
名駅アール歯科・矯正歯科でございます。
本日は舌癖と矯正についてお話していきます。
目次
1、舌癖(ぜつへき)とは?
2、舌癖があるとどうなる?
3、舌癖と矯正
4、矯正経過
5、舌癖を治すには
1、舌癖(ぜつへき)とは?
日常生活の中で気づかないうちに、歯の間から舌が出ていたり舌を歯に押し付けているような動きをすることを指します。
2、舌癖があるとどうなる?
いつも口が開いていたり、舌が歯列からはみ出してたりすると、筋肉からの圧力によって、歯が望ましくない方向に移動してしまいます。前歯が噛んでいない開咬という噛み合わせになりやすいです。
3、舌癖と矯正
歯列矯正を行ったとしても、舌癖が残ったままの状態だと、歯が動きづらくなり、歯が元の位置に戻ってしまいます。
形態と機能はつねに関連しあっていて、歯列矯正などで形態を治せば筋肉の機能が、自然に良くなることもありますが、機能が新しい形態についていけない場合には後戻りが起こります。
また、反対に機能を改善すると、形態が自然に治っていく現象もみられます。
せっかく矯正したのに、後戻りしてしまってはもったいないですね。
4、矯正経過
この方は、舌癖を治すトレーニングをして、矯正を進めています。
装置:インビザライン(マウスピース矯正)
装置代金:60万+TAX
患者様の協力もあって8ヶ月矯正を終了することができました。
前歯の噛み合わせもしっかり治っていますね。
5、舌癖を治すには
1.まず舌を正しい位置に置きましょう
☆正しい舌の位置
スポット
飲み込む時に舌の先端が触れる位置をスポットといいます。
日中過ごしているときも、このスポットの位置に舌の先端を置くようにしましょう。
2.MFT
歯列を取り巻く口腔周囲の筋肉の機能を改善する訓練があります。これをMFTといいます。
たった3つのステップで簡単に改善することができます🙆♀️
MFT3ステップ
1️⃣スポットポジション
舌の先端をスポットにつけ、舌全体を上あごの口蓋に吸い上げて、5つ数える
不安定にならないようになるまで訓練しましょう!
※5〜8回繰り返します
2️⃣ポッピング
舌の先端をスポットにつけ、舌全体を口蓋に吸い上げる
口を大きくあけて、舌の小帯をできるだけ伸ばします。
舌で口蓋をはじくようにポンっと音を立てます。
大きな音が鳴れば鳴るほどGOODです!!
※10〜15回繰り返します
3️⃣オープンアンドクローズ
舌の先端をスポットにつけ、舌全体を上あごの口蓋に吸い上げる。
できるだけ舌の小帯は伸ばします。
舌全体を口蓋に吸い付けたまま奥歯を咬みます。
不安定にならないようになるまで訓練しましょう!
※10〜15回繰り返します
日中過ごしているときの舌の位置や、MFTをすると舌癖は治ります。
今後歯並びが悪くなったり、矯正の後戻りを防ぐためにもがんばって意識、訓練していきましょう!
わからないことがございましたら、いつでもお問い合わせ下さいませ。