治療途中でやめないで!!

みなさまこんにちは😃

名駅アール歯科・矯正歯科でございます。

 

日ごろ、歯科衛生士としてよく思うことがあります。

それは、「世の中には、歯医者さんがキライな人が多い」ということです。

その理由の1つは、虫歯や歯周病がひどくなるまで放っていて、痛みや腫れが強くなり耐えきれなくなってから、受診される患者さんが多いことが挙げられます。

そういった患者さんが当院にいらっしゃると、さぞかしおツライことだろうと思いながらも、

「早期発見して早く治せば、通院回数が減り、治療費や時間も節約でき、痛みも少ないのにな」と、心の底から思うのです。

 

 

早めに治療しないとお金も時間もムダに…?

虫歯が小さいうちに受診していただければ、虫歯の部分を除去してきれいにし、レジンというプラスチックの樹脂を詰めると、もう治療は1回で終了です。

もちろん、次回の通院も必要ありません!!!!

しかし、「痛みは大したことないし、歯医者に行く時間がないし、しばらく様子をみよう」などと放っておくと、虫歯がどんどん進行して神経に達し、耐えがたい痛みや腫れに悩まされることになります。

そうなってしまうと、歯医者での治療も、

1.神経を取り取る→2.根っこをきれいにする→3.根っこにお薬を詰める→4.土台をたてる→5.補綴物の形成・型をとる→6.補綴物(かぶせものや詰めもの)をセットする

という治療が大がかりなものになります。

その場合、通院回数は最低5回かかりますし、治療費も5倍では済みません!!!!!!!

 

自己判断で治療を中断しないで!一度相談してください。

歯医者さんがキライな人が多いなと痛感する、もう一つの理由は治療の途中で通院をやめてしまう患者さんが多いことです😳

「ひどい痛みもいったん治まったから、もう通わなくていいか」と、自己判断で通院をやめてしまうと、多くの場合は、虫歯が進行して症状がぶり返し、ゼロからではなくマイナスから治療を始めることになります。

要するに、治療を途中でやめると余計に悪くなってしまうということです😳!

例えば進行した虫歯の治療は、まず歯の神経を取り、根っこの中をきれいにして細菌による感染や炎症をおさえる薬をつめます。

このような治療が十分に完了するには、何回か通院していただく必要があります。

なぜなら、虫歯や歯周病の原因となる細菌はなかなかしぶとく、薬を何回か投与しないと排除しきれないからです。

最後まで薬を投与していかないと、結局また感染してしまいそれまでの治療がムダになってしまいます。

こうした状態で再び歯医者を受診すれば、当然のことながら通院回数も多くなり、治療費もかさみます。

歯医者での治療中、何らかの事情で通院が難しくなることもあるでしょう。

そんなときは、遠慮なくご相談してくださいね😃

 

 

私たち歯科衛生士の本音は、歯医者さんがキライな人ほど早く受診してほしい!ということです。

少しでも歯の違和感や痛みがあれば、「しばらく様子をみよう」なんて思わず、すぐにでも歯医者さんを受診してください。

また歯医者に通院中に「とりあえず痛みや腫れがひいたから、いいだろう」などと、自己判断で治療を中止するのもやめてください!!!

歯科診療に関する疑問や不安、受診する間隔など、どんなことでも遠慮なくご相談ください。

歯の健康ながく守るために、大事な時間とお金をムダにしないためにも、歯医者をキライにならず、上手にお付き合いくださることを祈っております😃