歯みがき粉の適量

歯みがき粉の「適量」知ってますか?衛生士が本音で解説🦷



毎日の歯磨きで当たり前のように使っている「歯みがき粉」
ですが、実は“どれくらいの量を使えばいいのか”を正しく知っている人は意外と少ないんです。

「たくさん使ったほうがスッキリするから良い」
「泡が立たないとみがいた気がしない」
そんな声もよく聞きますが、実は歯みがき粉の量や使い方を間違えると、効果が半減してしまうことがあります。

今回は、歯科衛生士の視点から、年齢別の適量・使う目的・うがいの正しい方法まで、詳しく解説していきます✨🪥

大人の方は「1〜2cm」が目安!テレビCMなどでよく見る歯ブラシの上に歯みがき粉が均一に乗った状態をイメージして下さい。歯ブラシの毛先全体にしっかりのるくらいがちょうどいいです。




お子さんの使用量の目安

0〜2歳米粒大(1〜2mm)
1000ppm未満

3〜5歳グリーンピース大(5mm)
1000ppm程度

6歳以上1cm程度
1450ppm

お子さんは誤って飲み込んでしまうことがあるので、量と濃度のバランスがとても大切です。
自分でしっかりうがいができるようになってから、大人と同じ量に切り替えましょう。

少なすぎると効果が薄く、
多すぎると泡立ちすぎてみがいた気になってしまって、みがき残しの原因にもなります。

🌟ポイント🌟

 •歯みがきご30分ほどは飲食を控えるとより効果的
 • 歯みがき粉は「みがく道具」ではなく薬剤として使うイメージで。
 • みがいた後のうがいは1〜2回、少量の水で軽くすすぐだけにしましょう。
 うがいをしすぎると、せっかくの薬剤(フッ化物)が流れてしまいます。

歯みがき粉の選び方と使い分け

最近はホワイトニング系・知覚過敏ケア・歯周病予防など、目的に合わせた歯みがき粉が増えています。
自分の歯や歯ぐきの状態に合ったものを選ぶのも大切です。

たとえば…
 • むし歯予防重視 → フッ化物1450ppm配合のもの
 • 知覚過敏が気になる → 硝酸カリウム・乳酸アルミニウム入り
 • ホワイトニング重視 → 研磨剤がやや強め(力の入れすぎ注意)
 • 歯周病予防 → 抗炎症成分(トラネキサム酸など)配合タイプ

どんな歯みがき粉を選んでも、使い方と量が正しければ効果はしっかり出ます。

毎日の習慣を少し見直すだけで、むし歯予防効果はぐんと高まります。
「なんとなく」使っていた歯みがき粉も、今日からは“意識して使う”に変えてみましょう。🦷✨