歯が浮く感じがする・・・

こんにちは。

名駅アール歯科・矯正歯科でございます。

本日は  歯が浮く感じがする!違和感がある!という時

実際にどのような事が起こっている可能性があるのか、お話していきます。

疲れた時に歯が浮く感じがする理由①

根っこは、骨とくっついているように見えますが、歯根膜(しこんまく)という薄い繊維に包まれています。

歯が浮く感覚がおこるのは、この歯根膜の毛細血管がうっ血(血流の障害により静脈内に血液がたまった状態)して腫れ、炎症を起こすことにより感じられるものです。

歯根膜はごく薄い膜で、周囲を骨に囲まれているので、腫れると行き場がなくなり、その結果、歯がもち上がる格好になります。

原因はほとんどの場合、硬いものを食べたり、無理なかみ方をしたり、あるいは疲れなどです。

徹夜明けやストレス過剰のとき、全身の血行が悪くなって、首や肩がこるのと同じで、歯根膜も血行が悪くなってしまうのです。

とくに歯が弱い人の場合、疲れは「歯が浮く」という症状となって現れます。

急に激しい運動をしたあとや、歯をかみしめるクセがある人も、歯に強い力がかかって歯根膜が圧迫され、歯が浮くことがあります。

お酒の飲みすぎで起こることもあります。

対策はまず、考えられる原因を取り除くことです。

歯が浮く感じがする理由②

歯茎や歯根に膿がたまっている。

歯医者さんへの受診まで、痛みを我慢することが難しい場合は下記の方法で痛みを和らげることができます。

・うがい薬で口をゆすぎ、口腔内を清潔に保つ

膿がたまっているときは、お口の中で細菌が増殖しやすい状態です。うがい薬を使ったうがいにより、細菌の増殖を抑えます。

うがい薬は刺激が強いものだと、うがいの最中に痛みが増してしまうことがあります。また、歯ブラシを活用する際にはやわらかめの歯ブラシで患部を刺激しないよう、優しく磨いてください。

根尖性歯周炎は、虫歯が根尖(歯の根の先端)に膿がたまり炎症を起こしている状態です。顎の骨や歯茎といった周辺組織に広がることもあり、慢性と急性に分けられます。

慢性の場合は痛みなどの自覚症状がほとんどなく、レントゲン撮影をした際にはじめて気づく、というケースも少なくありません。

 

避けたほうがよい行動は、血行がよくなることです。血行がよくなると、痛みが増す可能性があります。

血行がよくなる行動としては、
・入浴
・飲酒
・激しい運動

などがあげられます。痛みがあるときは安静にしていることが大切です。

また、膿を自分で出すことも控えましょう。膿の周辺は清潔ではないので、手や針などで触ることで傷口が広がったり細菌に感染してしまったりする可能性もあります。

 

痛みだけでなく、下記のような症状が現れることもあります。こうした症状も、周辺組織の炎症が関係している恐れがあるため、痛みが強くなる前にご来院下さい。

・歯茎が腫れる
・歯茎にできものができる
・口臭が強くなる
・歯が浮く感覚・圧迫感がある