虫歯の処置について 神経の処置②

みなさんこんにちは。

前回に抜髄についてご説明しましたので、今回は根管治療から最終的なお薬を詰める所までお話させて頂きます。

前回ご説明した通り、神経を抜く処置は一度では終わりません。

しっかりと神経を取ったあとは、根管内を消毒して綺麗にする必要があります。

また、根っこのお薬が綺麗に入るよう、根管を適切な形に拡大する作業も必要です。

こういったことから根っこの治療は何回か通って頂く必要があり、1~2週間に一度を目安に治療していきます。

治療の終了のタイミングは状態によって変わりますが、根っこの中が綺麗になり、痛みなどの症状がなくなることが終了のサインです。

根管内が綺麗になった所で、神経が通っていた穴を塞ぐ最終的な材料を詰めて、神経の治療は終わります。

その後に、再び歯を機能させるため、詰め物や被せ物を作る処置が必要になります。

多くの場合は、虫歯などで歯の噛み合わせ部分がなくなってしまっている為、再び歯の土台(補強)を立てて、被せ物を作っていくことが多いです。

こちらはまた後日お話致しますね(^^)

ちなみに、知らない間に神経が死んでしまうことや、一度神経を抜いた歯が再感染をおこすこともございます。

そうすると歯が浮いたような感じがしたり、歯茎にニキビのようなできものができたりします。(自覚症状のない方もいらっしゃいます。)

この場合にも少しアプローチは異なりますが、似たような根管内の治療が必要となります。

よく神経を抜いたらもう虫歯にならないと思われる方もいらっしゃいますが、神経を抜いた歯も虫歯になりますし

神経を抜いていて痛みが出ない分、虫歯が大きく進行していることもございます。

ご不安な方は一度検診にお越し下さいませ♪